おいしく手軽でコスパもよし!「和牛工場 八坂あら川」のお弁当とお惣菜

新年度、何かと忙しいですよね?
食事は簡単に済ませたい!と、お弁当を利用する方も多いと思いますが、コロナ禍が長引いて、飽きちゃったという方もいらっしゃるのでは?
今回はそんなあなたにおすすめしたい、ちょっぴり贅沢なお弁当とお惣菜をご紹介します。

気になる看板の正体は?

府中街道を南に向かって車で走っていると、左側にいつも気になる看板が見えるんです。
「おいしい牛肉あります!テイクアウト専門店」

近くには「あら川」という、地元では知られた焼肉レストランがあるのですが、どうやらそちらが経営しているテイクアウトの専門店らしい。
でも、2階にあるので中の様子がよくわからず、今まで何となく入りづらかったんですね。

でも!どうしても気になるので、今回みなさんにご紹介すべく潜入してきました!

↑府中街道から「八坂」方面に向かって見たところ

こちらの場所は、府中街道と江戸街道が交わる八坂の交差点から、北に向かって信号を2つ進んだところです。
西武多摩湖線「八坂駅」から徒歩2分、西武新宿線「久米川駅南口」から徒歩7分程度のところになります。

1938年創業の元精肉店がつくる絶品肉弁当

「あら川」の創業は1938年。
初代(現代表の祖父)が地元の精肉店としてスタートさせました。
1983年には「焼肉レストラン八坂あら川 本店」(以下「レストラン」)を開業。
その後、テイクアウト専門店として2018年に「焼肉八坂あら川 グランエミオ所沢店」(以下「所沢店」)をオープン、3年後の2021年に「和牛工場 八坂あら川」(以下「和牛工場」)をオープンし、現在はこの三店舗を経営しているそうです。

ちなみに八坂商店街にある「精肉店あら川」と久米川駅前にある「和牛亭あらかわ」は別会社なのだそうですよ。

表には看板も出ていました。焼肉専門店のお弁当ということで期待が高まります。

店舗へは階段を上ります。

お店に入ってみると、広々とした店内。壁に沿って冷凍・冷蔵ケースがずらりと並んでいました。

ではまず、お目当てのお弁当の注文から。

注文を受けてから作ってくれるので、その間に店内を見て回ることができます。
事前予約ももちろんOK。テイクアウトならPICKSアプリからの予約が便利だそうです。
また、Uber EATS、出前館から、デリバリーの注文もできます。

今回私が頼んだのは、人気ナンバー1の「黒毛和牛の5秒炙り焼肉弁当」590円、人気ナンバー2の「12時間低温調理した柔らか和牛キューブステーキ弁当」890円、そしてお店オススメの「5秒炙りとキューブステーキあいもり弁当」1190円(全て税抜)の3つです。

注文するお弁当が決まったら、こちらの端末でチケットを購入します。
さまざまなキャッシュレス決済にも対応しています。

チケットを持ってカウンターへ。
ここで注文、商品の受け取りをします。
奥は広いキッチンになっていて、こちらで調理してくれますよ。

お惣菜も充実、気になる「凍眠」とは?

では、お弁当ができるまでしばらくの間、店内の他の商品を見てみましょう。
こちらが主なお惣菜メニューです。

できたて惣菜コーナーには、「黒毛和牛の牛すじ煮込み」や「唐揚げ」などがありました。

そして、ケースの中には冷凍のお惣菜がたくさん!

よく見ると「凍眠」の文字が。これはいったい?

「凍眠」とは液体凍結のことで、冷気による冷凍ではなく、熱伝導率が非常に高い液体を使って急速冷凍する方法です。
お肉の細胞内の水分をほぼ原形のまま凍結するので細胞が破壊されず、解凍時にドリップがほとんどでないため、鮮度、味、見栄えなどを損なうことなくいただくことができるのだそう。
一般の冷凍庫で保存でき、解凍方法も常温・低温・加熱・流水など、なんでもOKというすぐれもの。

あら川ではかなり昔からお弁当の冷凍販売をしていたそうですが、最近ではこのように冷凍技術があがってきているのだそうです。

焼肉用のお肉、もつ鍋セット、メンチカツなど、おいしそうです。

黒毛和牛のカレー、ビーフシチュー、ハンバーグもありました。

自社ブランド「+C(プラスシー)」とは

「あら川」では、テイクアウト専門店の所沢出店に合わせ、自社ブランドも立ち上げたそうです。その名も「+C(プラスシー)」。
代表の松本さんによると、

①ちょい足しのシー
②カップ(カップ惣菜)のシー
③おいしいのシー

これら3つの意味が込められているのだとか。

オリジナルの自家製タレ。
「焼肉のたれ」らしからぬおしゃれなデザイン。

高級贈答品、「特製黒毛和牛のサーロインステーキセット」なるものもありました。

あら川のこだわりと和牛工場ができるまで

「あら川」では、牛のブランドにこだわるのではなく、生産者・卸問屋との長年に渡る信頼に基づく納入経路により、常に良質な黒毛和牛の雌牛を一頭買いで仕入れているのだそうです。

一頭買いすることで各部位による味、風味が均一化され、部位ごとの特性を最大限に生かすことができるのだとか。
焼肉用、ステーキ用、ハンバーグなどの加工品になる部位ごとにカットの工夫をするのだそうです。

なぜ雌牛なのか、調べてみると‥。
雌牛は筋肉質な雄牛に比べ肉質がきめ細かく、身体によいとされる不飽和脂肪酸を多く含んでいます。不飽和脂肪酸は融点が低いため、食べると口の中でとろけ、絹のようなような舌触りが生まれるのだそうです。
雌牛は太らせにくく飼育も難しいため、そもそも流通量が少なく、一頭買いしているお店は非常に貴重とのことでした。

「あら川」では、グランエミオ開店の2年ほど前から企業向けに高級仕出し弁当を提供していたそうです。
もと倉庫だったこの場所は、そのためのセントラルキッチンとして使われるようになり、コロナ禍を経て去年、テイクアウト専門として直売を始めることになったとのこと。
ショールーム的にお弁当もお惣菜も置き、ストックを見せるような形で始めたのだそうです。

予約で一杯だった企業からの注文は、コロナの影響で一時はゼロになってしまったそうです。
が、徐々に需要が戻り、また法人向けサイトを通じて一般の人にも知られるようになったとのことで、コロナ後は需要が伸び、忙しくなったそうですよ。

こちらは八坂商店街から見た風景。右手前にレストラン、左奥に和牛工場が見えます。

独自の12時間低温調理で理想のお肉を

さて、そうこうしているうちに注文していたお弁当ができました。

見てください!おいしそうですね!
特にキューブステーキはお肉がピンク色で見るからにおいしそう。

付属のタレをかけて召し上がれ。
タレが染みたご飯とお肉を一緒に食べると、お口のなかはもう旨みの渦ですよ。

前出の松本さんによると、お弁当を提供するにあたっては、さまざまな苦労や発見があったそうです。

まず、焼いてお弁当に入れると肉がみんな茶色になってしまう問題。
お客様は生の肉を見れば部位をわかってくれますが、焼くと見た目がみんな一緒。食べてみないとどこだかわからないので、これを何とかしたいと思ったそうです。

また、焼肉は生をお客様に提供する未完成の料理なので、何とかお客様が焼かなくてすむ完成品の焼肉をお弁当として出したい、という想いもあったそうです。

そこで独自の12時間低温調理をあみ出し、火は通っているけれども赤身も見せられるキューブステーキが、お弁当として商品化されました!

最後にちょっとアメリカンなお店の雰囲気をご紹介

お店の窓際にはプレミアムばおもちゃがぎっしりと置いてあります。
「クリスマスと言えばトイ・ストーリーでしょ」と、最初はクリスマスの演出として始めたディスプレイだったそうですが、評判がよく、今では常時この状態になっているのだとか。

最後に新しい試みとして、「あら川」では、ロケ弁への参入を正式に計画しているそうです。
最近も某テレビ局のドラマ撮影にロケ弁を提供したとのこと。
憧れの役者さんと同じお弁当を東村山で食べられる日ももう近い? 

和牛工場 八坂あら川
住所:東京都東村山市栄町3-10-3 2F
アクセス:西武多摩湖線「八坂駅」から徒歩2分
     西武新宿線「久米川駅」南口から徒歩7分
TEL:042ー403ー6750
営業時間:10:30ー19:30
定休日:第2・第3月曜日

「焼肉 八坂あら川 グランエミオ所沢店(テイクアウト専門)」
住所:埼玉県所沢市くすのき台1-14-5グランエミオ所沢1F
アクセス:西武新宿線・池袋線「所沢」駅直結
TEL:042ー968ー4429
営業時間:10:00ー21:00
定休日:グランドエミオ所沢に準ずる

焼肉 八坂あら川 本店
住所:東京都東村山市栄町3-11-31
アクセス:西武多摩湖線「八坂」駅から徒歩3分
     西武新宿線「久米川駅」南口から徒歩7分
TEL:0120-2989-02
営業時間:11:30ー21:00
定休日:火曜日(祝日営業)

※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。訪問時は事前に店舗にご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。