みなさんは日頃から防災への備えをしていますか?
備蓄や非常持ち出し袋の準備ができていても、実際に災害が起きたらと思うと不安ですよね。そんな時、近くに頼れる施設があったら心強いと思いませんか。
西武多摩湖線「八坂駅」から徒歩6分の「東村山中央公園」は、バラエティ豊かな人気のお出かけスポットですが、実はそれだけではないんです。
災害時の給水設備や防災トイレなど、頼りになる防災力を兼ね備えた都内屈指の防災公園でもあるんです。
今回はそんな「東村山中央公園」(以下「中央公園」)のもうひとつの魅力に迫ってみたいと思います。
中央公園ってどんな公園?!
東京ドーム約2.6個分の広さを誇る「中央公園」は、西武多摩湖線の線路に沿って東西に広がる細長い形をした都立公園です。
広大な芝生広場を中心に、東側には散策のできる雑木林、西側には子どもが安心して遊べる遊具広場、夏は水遊びができるマイマイ池、生態系保護を目的につくられたバードサンクチュアリなど、見どころがたくさんがあります。
また、芝生広場の周りと公園の外周は、それぞれ内回り765m、外回り2kmのジョギングコースになっています。
さらに、公園の東隣には公民館や児童館が併設された「富士見文化センター」があり、雨の日の遊び場にも困りません。

中央公園の魅力については、こちらの記事をご覧ください!
https://akitsu.follow-up.co.jp/leisure/park/higashimurayama-chuokouen-w079-202207011/「自然豊かな「東村山中央公園」で自分らしい楽しみ方を見つけよう!」
広々とした芝生広場。でもその下は?
中央公園のシンボルといえば、この広い芝生広場(中央広場)です。
親子でキャッチボールを楽しんだり、子どもたちが凧揚げをしたり、お散歩のワンちゃんたちが集まったり。春はお花見スポットとしても人気の場所ですが、実はこの芝生広場の下には秘密があるのです。それは‥‥

なんと、この芝生の下には容量6万m3の配水池と、送水ポンプ所が存在しているのです!
近くには「東村山浄水場」があり、ここから自然流下で送られてきた水が、一旦芝生広場の下に貯水され、ここで二方面(小金井市・府中市・国立市方面と東大和市方面)に分けて送水されています。つまり、この芝生広場の下には常に25mプール約111杯分の水が備蓄されているということなんです!
管理しているのは、中央公園に隣接する「八坂給水所」。こちらは災害時の「応急給水拠点」に指定されています。地震などで水道が止まっても、ここへ来れば水をもらうことができるのです。心強いですね!

下の写真は防災訓練の時に撮ったものですが、災害時はこのように給水タンクの下にホースのついた水道管が設置され、そこから直接水を汲むことができます。

近所にお住まいの方は、災害時に持ち出せる水用のタンクなどを日頃から準備しておくと安心ですね。
給水訓練の時は、手提げにもリュックにもなる非常用の折りたたみタンク(写真右下)が支給され、給水体験ができました。
芝生広場のもうひとつの秘密
芝生広場にはもうひとつ秘密があります。それは、災害時、ここが臨時のヘリポートや自衛隊の活動場所になるということです。
過去には実際にヘリコプターを使った防災訓練も行なわれています。

出典:「わたしたちの防災力」(公益財団法人東京都公園協会)パンフレットより
災害時にさまざまな役割を担うために「避難場所」や「活動拠点」に指定された公園を「防災公園」といいますが、中央公園はそのひとつです。
中央公園は、①大型ヘリコプターの臨時離発着場所、②自衛隊や警察・消防の広域支援・救助部隊が被災者の救出・救助活動を行う場所、これらの候補地として指定されています。
東京都を例にとると、「東京都公園協会」の管理下には、ほかに次のような防災公園があります。

出典:同上
まだまだあります!中央公園の防災施設
中央公園には、ほかにどんな防災施設があるのでしょう。
前出の「わたしたちの防災力」を見てみると、中央公園には次のような設備が整っています。

①ヘリコプター離発着の可能性がある広場
②常設防災トイレ(4カ所・16個)、マンホール型トイレ(2カ所・8個)
③災害救援自動販売機(2カ所・5台)
④広域避難場所表示灯(6カ所)、ソーラー照明灯(8カ所)、避難誘導灯(2カ所)
⑤サービスセンター(AED1台)
⑥公衆電話(1カ所)、緊急車両出入口(2カ所)
⑦応急給水拠点(八坂給水所)
設置場所は以下のとおりです。マップで確かめてみましょう。

出典:同上
みなさんも中央公園を訪れる機会があったら、ぜひ確認してみてください。
実際に見ておくと災害の時慌てる心配がありませんよ。
地域の防災訓練に参加してきました!
先日、中央公園でおこなわれた防災訓練に参加してきました。


前述の給水訓練をはじめ、消火訓練、AED使用訓練、防災トイレのテント組立訓練などをおこないました。
百聞は一見にしかず。実際に体験してみるといろいろな気付きがあり、知識も増えて、いざというとき本当に安心です。みなさんもぜひ地域の防災訓練に参加してみてください。

災害時、一番困るのが水とトイレです。トイレの設置訓練はとても勉強になりました。

中央公園には、このようなマンホール型トイレが園内に2カ所、全部で8個あります。

マンホールの蓋を開けて、その上にトイレとテントを設置します。

写真左がテント内のトイレの様子、右がテントを建てたところ。

こちらは常設の防災トイレです。地下に貯水便槽があり、災害時に給水や電気が止まっても使用することができます。園内に4カ所、全部で16個あります。
ほかにもあります!たくさんの防災機能
こちらは緊急時、無電状態でも無料で飲み物を提供してくれる災害救援自動販売機です。


サービスセンターの横に3台、中央広場の南に2台あります。

広域避難場所表示灯とソーラー照明灯。

ランニングコースの道に設置された避難誘導灯。

最後に、こちらが公園のサービスセンター、災害時はここが司令塔となります。
こちらにはAEDが1台保管されています。
先ほど紹介したマンホールトイレを設置する道具一式もここにあります。災害時は、手の空いている人がここから道具を借りて、協力してトイレを設置してくださいとのことでした。
災害時は誰もが当事者意識を持ち、できる人ができることを自ら進んでする必要があります。そのためにも、近くにどんな施設や設備があるのか知っておくことはとても大切です。
9月1日は防災の日です。この機会にみなさんもご家庭の備蓄や避難経路、近くの施設などを再度確認してみましょう。そして中央公園にもぜひ足を運んでみてくださいね。
東村山中央公園
住 所:東京都東村山市富士見町5丁目・美住町1丁目
アクセス:西武多摩湖線「八坂駅」から徒歩6分
電 話: 042-392-7322(東村山中央公園サービスセンター)


















