ここ東村山に東京都唯一の国宝建造物があるということで、さっそく行ってみました!
今回訪れたのは西武線東村山駅から徒歩10分のところにある「正福寺」です。
創建は鎌倉時代!?

正福寺は金剛山を号とする臨済宗の寺院です。
鎌倉幕府第八代執権、北条時宗が鷹狩りで病に倒れたとき、地蔵菩薩が夢枕にたち、与えてくれた丸薬により病が回復したことから、1278年に地蔵堂を創建したというされていました。
しかしこれはあくまで寺伝で、昭和48年の解体修理で発見した墨書よると室町時代に建立されたことがわかっています。
浄土を再現した伽藍配置
東村山駅西口から北西へと進み、静かな住宅街を抜けると正福寺がみえてきます。

こちらが正福寺山門で、建立は江戸時代中期の1701年。東村山市有形文化財に指定されています。
江戸時代の伽藍の配置を示す、重要な禅宗様式の建築物の一つです。
伽藍とは寺院建築物の総称で、浄土を再現したミニチュアといったところ。伽藍配置は変遷をとげているため、その配置によって様式や時代を識別することができるそうですよ。
東村山のパワースポット!

山門から一直線に立っているのが、国宝「正福寺地蔵堂」です。1407年に建立され、なんと東京最古の木造建造物。
火災などで幾度となく危機にさらされたそうですが、建物自体は建立当時の姿なんだとか。歴史を感じさせる外観です。

正福寺地蔵堂は千体地蔵堂とも呼ばれており、堂内には高さ15〜30cmほどの小地蔵が約900体ほどあるそうですよ。
祈願する人はこの像を一体借り、願いが叶えばさらに一体添えて奉納するんだとか。
普段は地蔵堂の中を見ることはできませんが、年に3回ある一般公開日のみ見ることができるんです。
公開日は8月8日、9月24日、地蔵まつりが開催される11月3日です。
地蔵まつりでは地蔵堂のご開帳、厄除小地蔵の頒布(販売)、東村山市無形民族文化財にも登録されている「雅楽・浦安の舞」が披露されます。地域の特産品の販売や子どもむけの縁日なんかもあって、毎年とてもにぎわうそうですよ。
迫力満点の石像と本堂もお見逃しなく!
正福寺というと国宝に指定された地蔵堂が有名ですが、実はその奥にも見所があるんですよ。
地蔵堂を抜け奥に進むと、本堂へ続く参道がありますが、圧倒される光景がありました。

大きい石仏がずらーっと、計13体ならんでいます。不動明王や釈迦如来など一度は聞いたことのある名前もちらほら。
気になって調べたところ、これは十三仏信仰に基づいて石仏群だそう。
亡くなった人は初七日から三十三回忌の間に極楽浄土にいけるかどうか審理されるそうですが、これら13の仏様が故人を守り、浄土に導いてくれるそうです。

参道を進むと、左手に正福寺のご本尊である聖観世音菩薩の石仏がありました。
穏やかで優しい表情の観音さま。名前に音がついているのは、生きとし生けるものの音や声をきき、苦しみを取り除き救済してくれる仏様だから。

こちらが正福寺本堂です。昭和62年築で、そのほかの建築物よりも比較的新しくとてもキレイな建物です。
本堂のまわりにある植物やお花もきれいに整えられていて、とても洗練された雰囲気でした。
身近にある貴重な国宝、見ないなんてもったいないですよ。みなさんもぜひ訪れてみてください!
正福寺
住所:東京都東村山市野口町4-6-1
アクセス:西武新宿線「東村山駅」から徒歩10分
電話番号:042-391-0460

















