コロナ禍で働き方が変わり、在宅ワークや副業が珍しくない時代になりました。
これを機に今までできなかったことに挑戦してみたい、何か違うことをやってみたい、と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな想いに応えてくれるシェアキッチン「木づつみのえん」をご紹介します。
「木づつみのえん」は、西武新宿線・西武国分寺線の「東村山駅」から志木街道を北上、徒歩で7分ほどのところにあります。「百才(ももとせ)」と呼ばれるスペースの一角にあり、登録すれば誰でも利用することができます。
その名のとおり「えん」あってここにお店を構えることになったたくさんの方々が、この場所で夢を実現しています。今回は最近夢を叶えたばかりの2店舗、食堂&喫茶「かぜの庭」さんと焼き菓子の店「MAMAN」さんにお話を伺いました。
「木づつみのえん」と合わせてご紹介いたします。
古民家再生から生まれた完成までのストーリー
すべての始まりは、古民家を引き継いだ家主さんの「この場所をなんとか残せないか」という想いから始まりました。相談に訪れた工務店との出逢いから、ここを人々が集う場所に再生することが決定。築60数年の「母屋」と築30数年の「離れ」の歳を足して百才(ももとせ)と名付け、2020年に百の才が集まる場所として生まれ変わりました。

こちらが「百才」の全貌。
右側の建物が「母屋」。広いブックラウンジ、コーヒースタンド、地元編集社「ハチコク社」のオフィス、和紙作家さんのアトリエがあります。
左側の建物が「木づつみのえん」がある「離れ」。飲食店・菓子製造許可付きのシェアキッチンとなっています。

母屋の凜とした佇まい。身が引き締まります。

向かいには天王森不動尊があり、いつも「百才」を見守っています。

「いつでも開かれていて誰でも自由に利用できる」というコンセプトの美しい芝生の庭。
庭の整備資金はクラウドファンディングで集められました。

庭に立つシンボルツリーの柿の木。柿の実はもう色づいていましたよ。

こちらが「木づつみのえん」がある「離れ」。一階がシェアキッチンになっています。
どんなお店が出店しているのでしょう。夢を叶えたステキな方々を紹介します。
52歳差の祖母と孫で夢を実現「かぜの庭」
最初にご紹介するのは、お祖母様と大学生のお孫さんの共同経営という、聞いただけでほっこりする、なんとも微笑ましい食堂です。月に2回ほど不定期で出店しています。

以前から家庭料理のお店を出せたらいいなと思っていた祖母のくに子さん。知り合いを通じて偶然このシェアキッチンの存在を知ることになりました。柿の木や梅の木がある庭の風景が、九州の実家のそれによく似ていたため、一目見てすぐに「ここでお店をやりたい!」と思ったのだそうです。
そして去年6月、お料理好きで頼もしいお孫さんと一緒に「かぜの庭」をオープン。「忙しく働く若いお母さんたちのために、家庭料理を食べてホッとしてもらえる場所をつくりたい!」という想いをついに実現させました。
お料理は、粕漬けなど発酵食品を使った「お母さんの手作りの味」にアレンジを加えたもので、くに子さんの手作り。野菜は地元の週末農家さんが栽培した無農薬野菜を使っています。
デザートは孫のさくらさんが担当。予約しておくと待ち時間が少なくてスムーズだそうですよ。
お孫さんの話をするときうれしそうに目を細めるくに子さん。お祖母様を目標に楽しそうに働くさくらさん。ここのご飯を食べたら絶対幸せになれそうです。

塩麹とカレー味のからあげの「A定食」。こちらにご飯、味噌汁、香の物、小鉢が付いて850円。メニューは日ごとに変わります。

この日私はランチに間に合わず‥お茶とデザートをいただきました。
抹茶のシフォンケーキはさくらさんの手作り。なんと幼稚園生の時からシフォンケーキを一人で焼いていたというから驚きです。しっとりとして優しいお味でした。美しく添えられたクリームが抹茶の風味をさらに引き立てていましたよ。
一緒にいただいたフレッシュハーブティーは、レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナにフレッシュオレンジのスライスを加えたもの。贅沢な香りのハーブティーがポットにたっぷりでした。

店内のカウンターにはテイクアウトできる手作りのお惣菜が並んでいました。
左から、①お煮しめ、②肉じゃが、③きんぴらごぼう、④梅みそ、全部ご紹介します。
- 数種類のお野菜のほか、高野豆腐やちくわも入っていてボリューム満点!でした。
- じゃがいもは濃黄色のインカのめざめを使用。ショウガが効いていてとってもおいしかったです。
- ほっとするやさしいお味のきんぴら。いくらでも食べられそう。
- 手作りの良さを実感できる味わい深い逸品。何につけてもおいしかったです!

こちらのステキなイラストはさくらさんの手によるもの。お二人の雰囲気が良く出ていますね。

店内にはイベントカレンダーや出店者のチラシなどが置いてありました。
仲よし姉妹のおしゃれな焼き菓子「MAMAN」
次にご紹介するのは、焼き菓子の店「MAMAN」。
こちらは姉妹でお店をされているんですよ。焼き菓子を作るのはお姉さん。
普段は別のお仕事をされていて、今年の3月から月に2回ほどこちらに出店しています。
将来は自分のお店をもちたいという更なる夢をお持ちです。

お二人とも小さなお子さんを育てるママさんなので、焼き菓子の素材には特にこだわっているとのことでした。バターの代わりに白ごま油を使い、保存料は一切使わず、甘さは控えめ。1歳から食べられる焼き菓子なのだそうです。安心して子どもに食べさせられるのは何よりうれしいですよね。
一方、がんばるママたちへのご褒美として、ちょっぴりビターなレモンケーキやリキュールの入った紅茶とオレンジの焼き菓子なども作っているそうです。
目指すのは「親子で楽しめるお店」。姉の桃子さんは「親子で一緒に来てワイワイ選んでくれたら私も楽しいです!」とおっしゃっていました。妹の実香さんは1歳の息子さんをよくここに連れてくるそうで、仕事の間息子さんはお店の看板息子になってくれるのだとか。
「東村山は公園など子どもを遊ばせる場所が多く、子育てにオススメですよ!」と口をそろえていました。

この日はオリジナルレシピのお菓子が14種類も並んでいました。
モノトーンとウッドで統一されたディスプレイがおしゃれです。

開店すると、待ってましたとばかりにお客さんがみえました。

仲よし姉妹の桃子さんと実香さん。8歳はなれているので、妹さんにとってお姉さんはお母さんのような存在なのだそう。連係プレーでお菓子をどんどん包んでいましたよ。

今回私が購入したのはこちら!
左奥から手前に向かって、①オートミールグラノーラ、②キャラメルナッツ、③カラフルマフィン、④ブルーベリーパウンドケーキ、⑤フィナンシェ、⑥レモンケーキ
- やさしい甘さと香ばしさが後を引いて手が止まりません。ドライフルーツやナッツも入ってバランスも◎、カロリー控えめでダイエット向きとのこと。
- くるみ、アーモンド、カシューナッツをキャラメリゼ。焦がし具合が絶妙でした。
- 見た目もお味も子どもが絶対に好きなやつ、です。
- 東大和の農家さんのブルーベリーを使用。なるほど香りが際だっていました。買うときに真ん中と端とどちらのカットがいいか聞いてくれます!
- アーモンドパウダーの甘みたっぷりなスティックフィナンシェは人気商品。「木づつみのえん」店長の松本さんもファンだそうですよ。
- ビターなレモンピールが大人の味。はちみつのほんのりとした甘さとマッチしてとてもおいしかったです。

機会があればぜひ母屋の中を‥
もし「木づつみのえん」を訪れる機会があったら、ステキな「母屋」の中も見られるといいですよ。お祖母ちゃん家に帰ってきたような不思議な感覚を味わうことができます。
立派な天井と梁が目を引きます。こちらは本や人に出会えるパブリックラウンジのような場所。


週末限定でコーヒーショップがオープン。ここでコーヒーを買ってブックラウンジで本を読んだりゆっくり過ごすことができます。


10月には「庭市」というイベントがあるそうです。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
また、「木づつみのえん」を使ってみたいという方は、下記よりお気軽にお問い合わせくださいね。
いかがでしたか?今回はシェアキッチンのご紹介でしたが、やる気さえあれば夢の実現は案外手の届くところにあるのかもしれませんね。
木づつみのえん
住 所:東京都東村山市久米川町4-46-1 百才内
アクセス:西武新宿線・西武国分寺線「東村山駅」より徒歩7分
電 話:042-306-0210(お申し込み・お問合せはこちらから)
食堂&喫茶「かぜの庭」
Instagram:@kazenoniwa_gof
次回の営業は9月24日(土)11:30ー15:30
焼き菓子の店「MAMAN」
Instagram:@yakigashi_maman
次回の営業は9月30日(火)13:00ー16:00
※営業日、営業時間はお店によって異なります。Instagram等で事前にご確認のうえお越しください。


















